No.0578

『得体知らずの何か』

わかったようで
わかっていない

実のところ
そうなのだ

得体知らずの何か

なのにそこを
目指してしまう

まるで
ホルマリンの海

輪切りにされて
浮かび漂う

剥き出し裸の
脳味噌みたいに

止まない夢を
見続ける

得体知らずの何か

なんでかそこを
目指してしまう

わかったようで
わかっていない

実のところ
そうなのだ

《Newly written》

空の欠片

空を仰ぐ人の図書館です。 更新は終了しています。 気軽に閲覧下さい。 詩以外に雑記もあります。 頭にNo.が付くのが詩です。 それ以外が雑記になります。 https://blog.goo.ne.jp/sorandi4649 https://ameblo.jp/nonacan0820 https://profile.ameba.jp/ameba/nonacan082

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