No.0595

『シーグラス色した僕の余生』

色のない海
色のない空

風だけが
吹き抜けて

足元に
きらきら光る
シーグラス

何故かそれだけ
様々な色に輝いて

ああ
これはきっと
僕の余生なんだね

どの色かを
選んで拾い上げたら

その瞬間に
色を失くす

色のない海
色のない空

風だけが
吹き抜けて

足元に
きらきら光る
シーグラス

ああ
これはきっと
僕の余生なんだ

そうだろ
この世の理さんよ

《Newly written》

空の欠片

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