No.0511
『卒業-旅立ちの刻-』
波打ち際
子供のように
はしゃぐあなた
春色の風が
私の頬を撫で
髪をそよがせた
私ね
決めたの
あなたから卒業して
新たに旅立つって
こんな告白を
いきなり聞かされる
あなたは
いったいどんな
顔をするのかな
潮風がそっと
背中を押した
今が私の
旅立ちの刻
空の欠片
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