No.0510
『風に吹かれて』
川面を渡る風は
凜としつつも柔らかく
温もりさえ感じるこの風は
もうすっかり春のもの
穏やかな独りきりの時間は
自分と向き合う大切な時間
このままもう少し
この風に吹かれていようと
ふと
そう思った
空の欠片
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