No.0480

『破綻』


二人で居るのに
独りより寂しい

分かってた
最初から

小さな綻び
繕いもせずに
 
ひび割れを
更に大きな傷にして

やがて二人の刻に
終焉の鐘が鳴る

傘をさし
家路を急ぐ雑踏も

みんなみんな
さよならを奏でてた

この冬の
冷たい雨に

何もかも
流れてしまえばいい

空の欠片

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