No.0471

『裸の心』


失くしたものが
多すぎて

壊れたものも
大きすぎて

いつしか心も
剥き出しのまま

晩秋へ向かう
冷たい雨の中

打たれて
止まない
裸の心

どこに向かう
どこに流される

涙を流す
ことさえ忘れ

ゆらゆらと揺れては
滲んでく…

空の欠片

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