ヨミガエリ
私はいわゆる『黄泉がえり』した者です。
脳出血で倒れ、医師も「ダメかもしれません」と家族に伝える程度の数日の昏睡を経て、薄暗い処置室でまるでドラマのように目覚めました。
昏睡の長さや出血範囲の大きさ等により、脳へのダメージは相当なものと判断され、もはや話すことや立ったり歩行したりは無理だろうと言われました。
厳しく辛いリハビリを経て、ことごとく医師の判断を覆し、良い意味で裏切り続けて今日に至ります。
多少の発音などのし辛さはありますが、ちゃんと話せるし、立てるし、短いけど装具や杖を使い歩くことだって出来ます。
右半身が上下肢とも麻痺で不自由なので、立派に重度身体障害者になりました。
二輪免許こそ強制返納させられましたが、四輪の免許は書き換えこそありました(AT専用への変更・左ブレーキに限る等)が、死守しました。
黄泉がえり前後。
明らかにこれを境に私の全て(思考や心の在り方・生活や周囲の環境等)が変わりました。
黄泉の国を実際に旅してきた私には『一切のスピリチュアル』は通じません。
(その手の方はブロック対象となります)
今は楽に逝かせてもらえなかった理由、そう『生かされた』理由を探す日々なのです。
まだまだ見つかりそうにありませんが。
罪と罰を背負った者、きっとそれが私です。
なので例えば拘縮の痛みは24時間365日続きます。
こういう試練と向き合いながら、いつ来るのか分からない『再度の眠り』を待つ日々なのですね。
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