No.0415

『夜風、月、独り、闇』


昼間の熱を
奪うように

夜風が水面を
渡ってく

眠る月を
そっと抱いて

静寂に
溶けてゆく

誰かが落とした
幸せの欠片も

闇の中では
涙色に光るだけ

このまま闇と
同化して

ただゆらゆらと
揺れていたい

空の欠片

空を仰ぐ人の図書館です。 更新は終了しています。 気軽に閲覧下さい。 詩以外に雑記もあります。 頭にNo.が付くのが詩です。 それ以外が雑記になります。 https://blog.goo.ne.jp/sorandi4649 https://ameblo.jp/nonacan0820 https://profile.ameba.jp/ameba/nonacan082

0コメント

  • 1000 / 1000