No.0271

『フィクション』


僕の名前は
空を仰ぐ人だった

毎日毎日
空を仰ぐから

ある日僕は
空を仰ぎ過ぎて

その首を
ボキっと折った

とても気持ち悪い
音がした

今の僕の
名前はね

空を仰ぐ
人だったもの

土に還ったら

仰ぐ必要さえ
なくなった

今日も変わらず
空はそこにある

空の欠片

空を仰ぐ人の図書館です。 更新は終了しています。 気軽に閲覧下さい。 詩以外に雑記もあります。 頭にNo.が付くのが詩です。 それ以外が雑記になります。 https://blog.goo.ne.jp/sorandi4649 https://ameblo.jp/nonacan0820 https://profile.ameba.jp/ameba/nonacan082

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