モノ
気付いたらやっぱり物が増え過ぎている。
ここでの鳥籠暮らしを始めた時はもっともっと質素で、今より遥かにみすぼらしかったと思う。
これが『生きる』と言うことか。
これが『生活』の痕跡なのか。
だめだだめだだめだ。
つい便利で楽で楽しい方に逃げている。
本来目指すべき処を見失っていた。
もう少し『終活』に近しい処で生きないと。
また少しずつ物を捨てよう。
まずは間違いなく『もう使わない筈』の『数個のカメラ』。
これを処分しよう。
思い出すべき記憶なんていらないのだ。
どうせ私が逝けば、その瞬間には『思い出と言う名の記憶』も全て消えてしまう。
次に現存するいろんな記憶媒体に残してある過去の様々な欠片たち。
これも消してしまおう。
名残りは要らないのだ。
きっとかわりに『空』が名残り惜しんでくれるから。
さてと、まずはカメラ、どうするべきだろう?
有意義に使いたい人が在るならば、譲りたいものだが。
気分新たに始める終活。
慌てずゆっくりいつかのあの場所へ…ね。
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