No.0581
『夕方浪漫』
遺構にも近いよな
古い火の見櫓の
長い影が路地に伸びる
吹き抜ける風は
早くも晩秋の
匂いがしてた
色付く夕陽が
心の奥に響いてしまって
涙止まらなくなったなら
ときには
遠い過去を思い出し
懐かしんでやっていい
通り過ぎた
いくつもの季節
夕方の浪漫に
揺蕩って
いつまでもいつまでも
揺れている
《Newly written》
空の欠片
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