No.0568

『転がる石のその果てに』


大人は何も
分かってない

そんな訳
ある筈無いだろ

いきなり大人になるなんて
そんな人間皆無だろ

どんな奴等だって
可愛い赤子の時を経てる

君等と同じ
青い春だって

苦しみや
悲しみだって

みんなみんな
通り過ぎて来てる

けれども悲しいかな
この社会の仕組み

ローリングストーンで
揉まれ流され行く中で

人は皆
大切な何かを置き去りにして

そしてやがて
忘れてく

だから若者よ
君らの中から

仕組みを変える
リーダーを送り出せ

俺はそれを
見届けられないだろうけど

心のどこかで
期待して

そんないつかを
楽しみにしてる

転がる石の
その先に

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空の欠片

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