No.0359
『光る河』
白い帯
赤い帯
宵の口
光る河
旅先から
戻る人々
故郷へと
向かう人々
そういう
流れから
はみ出した
僕は
闇に溶け始めた
光る河の先の方を
ただただ
ぼうっと眺めてる
この国が
宿す『何か』さえ
少し醒めた
静かな眼で
空の欠片
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