【真実と本音】

私は一度『死の淵 』を覗いてしまった人間である。

別にそんな人が沢山いても不思議ではないと思うし、それだけの話ならば珍しくもなんともない事だ。

問題は死の淵を覗いて、その妖しい魅力に『取り憑かれて』しまった者たちで、何を隠そう私もその一人なのだ。

こういった人たちが怖いのは死ではなく、途中の痛みや苦しみだけだ。何故なら死の淵の魅力に取り憑かれた者は、死が極楽だと思ってしまっているから。

だから痛みや苦しみが確実にないことが分かれば、案外簡単に『死』を選んでしまうかもしれないな…ということ。

死の淵を覗いて、怖いと感じた人ならば問題なく生きられると思う。変わらずずっと。

私はその時に『なんて穏やかな世界なんだろう』と感じてしまい、更に『安堵』さえも覚えてしまったものだからタチが悪い。

多分決して少なくないはずの、死の淵の魅力に取り憑かれてしまった者たち。

もしかするとあなたのすぐ近くに居るのかもしれないね。

そういう人達には、死の淵の魅力よりも強い『引き留める何か』が必要になる。

果たしてそれは何だろうか?
そしてそれを用意出来るのだろうか?
遭遇した時にうろたえない為にも、無駄知識の片隅にでも置いていて欲しい。

空の欠片

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