No.0310
『幻影の中で』
女性みたいな
詩を書くんですね
そんなふうに
指摘された
自分では
気づかないこと
確かに女々しさは
そうかもしれない
誰が男で
誰が女で
とても曖昧な
不思議な世界
ここはいつだって
新鮮な発見をくれる
救われたり
病んだり
せわしない場所でも
あるけれど
空の欠片
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