No.0296
『手のひらの上の夏』
誰もいない砂浜
平日の昼下がりは
贅沢すぎる時間
遙か先
真っ白な雲の根っこでは
空が海に溶けている
どこから流れ着いたのか
拾い上げた瓶はソーダ色
手のひらにのせて
覗いてみたら
夏がぼやけて
逆さに映る
吹き抜ける風は
潮の匂い
空の欠片
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