No.0129
『その先の世界』
深い眠りに
落ち行くあの時
恐怖心はなく
むしろ安堵すら覚えた
そして再度目覚めた時に
絶望を知った
憧れたその先の世界は
間違いなく存在しなくて
そこにあるのは
やはり『無』なんだと
事実が僕を捕らえて
止まない
空の欠片
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