No.0049

『甘い匂いの記憶』


せわしなく流れてく
日々が

街も雑踏も
僕たちさえも変えてゆく

二人幾度となく
笑顔で歩いたこの道も

明日からはきっと 

僕の知らない誰かと
僕の知らない表情の君が

新たな足跡と風の痕
ゆっくり刻んで行くのだろう

鼻腔の奥に残る
季節ごとの甘い匂い

飲み込む涙と一緒に
忘れていいよね

空の欠片

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