No.0022

『二十数歩の世界』


装具を付けて
杖をつき歩く

例えば今日は
二十数歩の世界

今の私の
世界の全て

ヒヨドリが

わざと近付き
剥き餌をねだる

花蘇芳は咲くのに
薫りまでは届かない 

巷の賑わいも
違う世界の話 

それでも回る
私の世界は

それでも進む
今日と言う時

ほんの一握りの
優しき人達の

語らいで話してくれる
写真等で見せてくれる

私の知らない

それぞれの世界に魅了され
なんとか救われ 

今と言う流れに
身を委ねている

あなたたちが
悲しむ顔をするよりも

小さくとも優しい
その太陽みたいな笑顔で

例えば微力であれ
何かが出来るとしたら

それが救われている 
抗えない日々の流れ

それを超える力をくれる
あなたたちへの感謝

そんなもので
あれたらいい

二十数歩の世界が

あなたたちの世界に
繋がるように

空の欠片

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