No.0006

『砂と水』


僕は砂
すぐに心を乾燥させて

熱しやすく
冷めやすい

彼女は水
ときに僕に潤いをくれて

熱しやすくはない
けれど冷めやすくもない

彼女は水
手ですくっても

この指の間から
いとも簡単に逃げてゆく

彼女は水
砂の僕とよく混ざるけど

溶け合うことは
決してない

僕は砂
水の彼女が

少し恋しい…

空の欠片

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