No.0006
『砂と水』
僕は砂
すぐに心を乾燥させて
熱しやすく
冷めやすい
彼女は水
ときに僕に潤いをくれて
熱しやすくはない
けれど冷めやすくもない
彼女は水
手ですくっても
この指の間から
いとも簡単に逃げてゆく
彼女は水
砂の僕とよく混ざるけど
溶け合うことは
決してない
僕は砂
水の彼女が
少し恋しい…
空の欠片
空を仰ぐ人の図書館です。 更新は終了しています。 気軽に閲覧下さい。 詩以外に雑記もあります。 頭にNo.が付くのが詩です。 それ以外が雑記になります。 https://blog.goo.ne.jp/sorandi4649 https://ameblo.jp/nonacan0820 https://profile.ameba.jp/ameba/nonacan082
0コメント